ランチを食べたあと、近くの海岸から対岸に展示してある作品を見ました。

『向島プロジェクト「島から島を作る」』　川俣正（日本／フランス）
直島の対岸にある向島の浜辺の漂流物で作られた浮島（人工島）です。
距離があったのでちょっとわかりづらかったな。

『石橋／空の庭／ザ・フォールズ』　千住博（日本／アメリカ）
約100年前の建物を改修して、中に作品を展示してあります。
・・・スミマセン、作品よりも建物に見入ってしまいました(^^;)
だってこういう古い建物、好きなんだものー！
縁があってね、お庭があってね、天井板もきれいでね、・・・とっても、写真を撮りたかったです。

少し離れた場所にある作品「はいしゃ」と、完全予約制の「きんざ」以外の作品を見終わったので、
ダメ元で地中美術館に行ってみることにした。
地中美術館は人気があって、待ち時間がすごいと聞いている。
帰りの船の時間のこともあるし、行ってみて見る事が出来たらラッキー、
待ち時間が長いようなら諦めるという軽い気持ちだった。
「次の鑑賞は○時からです」
耳を疑った。15分後！？これを逃す手はない。


時間になったので、チケットセンターから美術館へ。（建物が別。少し歩く）
最初に入ったのはモネの部屋。薄暗い部屋（通り？）を抜けると、
真っ白なタイル貼りの広い空間にモネの「睡蓮」が５点飾ってあります。なんて贅沢！

次はジェームズ・タレルの作品へ。「一度に８人」という人数制限があるため、ちょっと待ちました。
･･･なんと言いますか。　これも不思議な作品です。
白い部屋の中に黒い階段。階段の向こうには青い光の部屋。
SFに出てくるような部屋にも思えるし、ＴＶ画面のようにも見えるし。
作りがシンプルなだけに、あれこれ想像してしまいます。

最後にウォルター・デ・マリアへ。いや、ここもなんといいますか・・・！
アドベンチャー系の物語のラストに登場しそうな部屋です。（なんという例え＾＾；）
神殿のようにも見えるし、外国の近代美術館の一角にありそうな気もするし、うーん、うまく表現できません。
直島って、いろいろ考えさせるアートが多いような気がします。

あと、建物の構造がとてもおもしろくてですね。
中庭？っぽいところから空を見上げると、空が三角形に切り取られていたり、四角形に切り取られていたり。
この日は晴天。コンクリートの壁に切り取られた空は雲ひとつ無い真っ青で。
こんな形で空を見上げるのも、またおもいしろい体験でした。
地中美術館、かなり気に入ったかも(^^)

船の時間のこともあったので他の美術館には寄らずにバスに乗って宮ノ浦港に戻ってきた。
港近くにある作品を最後に鑑賞して。

『直島銭湯「Ｉ♥湯アイラブユ」』　大竹伸朗（日本）
実際に入浴する事もできる直島銭湯です。
いろんなものを寄せ集めて飾っていて、ひとつひとつ見ていくと、好きなアイテムがあったり。
中はどんなんだったんだろう？今度は入浴してみたいです^^

この後、暑さのせいか私の体調が急に悪くなり･･･（たぶん軽い熱中症）
冷房の効いた土産売り場兼チケット販売所でひたすら休んでおりました。
直島に来たら近くで見たい！と思っていた「かぼちゃ」は、結局船の中から見ることになりました。

芸術祭とは関係ないのですが、直島のシンボルとなっている草間弥生さんの作品です。
直島はもう一度来ることになるだろうから、その時に近くで見るんだ！！

高松に戻って。港のすぐ側にある作品を見に行く。

『ピー・アール・オー・エム』　椿昇（日本）
昔の高松港管理事務局だった建物をミラーパネルで覆っている。
町の景色や空が写りこんで、建物があるようなないような、ちょっと不思議な感じがします。
中では映像を使ったインスタレーションをやっていました。

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