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たわいもない日常と、旅の話を綴っています。
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いつの頃からか「アートの島」としてその名を知られるようになってきた直島。
一度くらいは行ってみたいなあと思っていたけれど、なかなかキッカケがつかめないでいた。
それがこうして芸術祭を巡ることになり、直島上陸と相成った。

9:15発の高速旅客船は風を切って海を走る。
この時間の船を指定されたときに「8時のフェリーは?」と聞いてみたら、
Kさんから「8時では(高松に)着けない」と返ってきた。
そうだ、松山から高松までは2時間かかるんだった。
でも高速旅客船はフェリーの倍の運賃なんだよね・・・時間は半分ですむけれど。

今回のメンバーは小豆島のときと同じ、Kさん、Hちゃん、Sさん、ばみちゃん、私の5人。
母の手術も成功し、一息つくことができた9月始めのことだった。

直島の宮ノ浦港に着くと、すぐに本村行きのバスに乗った。
本村に着くと真っ先に「南寺」を目指した。
南寺は時間交代での入場になるため、入場整理券が必要なのだ。
昼過ぎには配布が終了してしまうという整理券を無事にゲットし、
時間まで他の「家プロジェクト」を見て回ることにした。

「家プロジェクト」は家屋を利用した作品で、ベネッセが運営していることもあり
写真撮影は一切不可となっている。
最初に訪れたのは「角屋」。

『角屋/Sea of Time'98(時の海'98)』 宮島達男(日本)
200年前の古民家にアートを施しています。
照明を落とした室内の大きな水面の底で光るデジタルカウンター。
わずかにゆれる水面と、点滅する無数の数字。
なんとも不思議な空間です。
いつまでも見つめていたくなる・・・そんな光景でした。
写真は「角屋」の建物。
作品は著作権の関係で撮影不可だけど、家屋はOKとのことで撮らせていただきました^^

時間が近づいてきたので「南寺」へ。

『南寺/バックサイド・オブ・ザ・ムーン』 ジェームズ・タレル(アメリカ)
入場制限があって一度に16人しか入れない。
中は1点の光もないような暗さで、指示にしたがって壁に手を当てながら進んでいきます。
暗闇の中でベンチに腰をかけて待つことしばし。
やがて暗闇の中に浮かび上がる、光・・・。
不思議な感じがします。暗闇だと思っていた空間には実は僅かながら光があり、
暗闇にすっかり慣れた目は、そのわずかな光だけでそこを歩き回る事を可能にしたのです。
外に出る時間となり、ちょっとした恐怖を覚えました。
きっとこんなに瞳孔が開いた状態で外に出たら、かなりまぶしいのに違いない!
・・・・・・杞憂でした。
出口に向かって少しずつ明るくなる造りだったためか、眩むことなく外に出ることができました。
わずか10分か15分くらいの、なんとも不思議な体験でした。


『護王神社/アプロプリエイトプロポーション』 杉本博司(日本/アメリカ)
唯一、写真撮影OKの場所です。
この写真ではちょっとわかりにくいのですが、神社の階段のところがガラスでできています。
この階段は地下の「石室」まで続いています。
石室へは横のほうから回りこんで入るようになるのですが、
この石室への通路がとても計算されたものでして。
通路は人1人がやっと通れるような細さなのですが、
ガラスの階段を見た帰り、その細い通路から見る外の風景は切り取られた1枚絵のよう。
いやー、写真を撮りたかったです!
でも神社はOKだけど、石室はNGだったので撮れなかったんですね(泣)
ちょうど人が少なくて、係りのおじさんともいろいろお話できたのがよかったです(^^)


『碁会所/椿』 須田悦弘(日本)
碁会所の跡地に作られたアートです。写真のこの建物ですね。
係りのおじさんがいるところから中に入っていきます。
日本の「わびさび」を感じる作品ですね。木彫の椿がとてもきれい!
そして庭には本物の椿の木。 これ、椿が咲いている時期にまた見てみたいかも。

お昼になったので海の近くのカフェに行ってみた。

『Cafe Restaurant Garden』
民家カフェです。縁側から靴を脱いで上がるんですよ(笑)

ピザを何枚か注文してみんなで分け合って食べたはずなのですが、
写真はサラダと飲み物しか撮ってなかったです(笑)
お腹がすいてて食べるのに夢中だったんだよ・・・(苦笑)
ピザはとてもおいしかったし、座敷でくつろぎながらの食事がなんだかまるで
「田舎のおばあちゃん家に遊びに来た」みたいで、あまりにも居心地が良くて長居しちゃいました(^^)

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