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たわいもない日常と、旅の話を綴っています。
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男木の港に着くと、「おっ」と思った。
珍しく「めおん」が停船している。
現在、高松と女木島・男木島を結んでいるのは「めおん2」だ。
「めおん」は臨時便や「めおん2」がドッグ入りしているときにのみ使用されているはずだ。
なぜ今男木に「めおん」がいるのだろう・・・と思いながらも、またとないチャンスに
思わずシャッターを切る。

右手前が「めおん」で左奥が乗ってきた「めおん2」。

・・・と、なんだかマニアックな話は横に置いておいて。
朝一番、8:00のフェリーに乗って男木島にやってきた。
今回もばみちゃんと2人だ。
男木島で私たちを出迎えてくれるのは、3年前の芸術祭に合わせて造られた男木交流館だ。

042『男木島の魂』 ジャウメ・プレンサ(スペイン)
いろんな国の文字が組み合わされて屋根を飾っている。

こうしてみると、男木島は集落が山の斜面にあることがよくわかるのではないかと思う。
男木島は小さいとはいえ坂道を上ったり下りたりと、けっこうハードである。

港に簡単な市がでていたので、Kさんオススメの「さざえごはん」を1パック買う。
それを片手に、まず最初に灯台に行くことにした。
一度くらい男木の灯台を見てみたいというばみちゃんの希望だ。
灯台近くに作品がある、というのもいいキッカケになった。

灯台へ行く道の集落からすぐのところに1つ目の作品があった。

057『光の家』 アーサー・ファン(アメリカ/日本)

灯台の形をした土台に、ミニ男木島のような山のように連なる家並み。
道路脇に設置されている安全柵のポールに取り付けられている。

ちょうど港が見える場所です^^

ここから2、30分かけて灯台まで歩いて行きます。
灯台の少し手前にもう一つ設置されているんですよ^^


違う角度から。家の見え方が変わるので、違った感じに見えますね。


「日本の灯台50選」にも選ばれている、男木灯台です。総御影石造り。 →参考wiki
この写真の右側の建物の中で資料が展示されています。(無料)

灯台からの帰り道、道路横の溝の土を取っているご夫婦がいた。
通りすがりの軽い挨拶の後、つい「腐葉土がとれるんですか」と聞いたのがきっかけとなって、
ご夫婦からお茶の招待を受けた。

道路から昨日つけたばかりだという竹の手すりのある斜面を下りていくと、


ご夫婦が自作したという、素敵な小屋がありました。

街での暮らしに疑問を感じ、こういう生き方を選んだご夫婦。
小屋の周りにいろいろな果樹等を植えていますが、山の恵みもいろいろと採れるそうです。
いずれはここでカフェをする予定なのだそう。
カフェといっても集落と灯台の間という、灯台に行く人しか通らないようなところ。
利益は考えずに「まあちょっと休んでいきまい」といったスタンスだそうです。
いただいた紫蘇茶はすばらしくおいしくて。
甘辛く煮た落花生も、柚子を煮て作ったものも、どれも自然の優しさとおいしさがいっぱいで。
胸の奥のほうでなにかがもぞもぞとしてくるのを感じます。
なんだろう。うまく言えないんだけど。
生きるってなに? 人生ってどういうもの? ・・・みたいな、
なんか根本的な部分をゆすぶられた感じがしました。

小一時間ほどお話を楽しんで、ご夫婦に別れを告げました。
ご夫婦のブログはこちら。 →
芸術祭へ戻ります。

男木島(2)
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