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たわいもない日常と、旅の話を綴っています。
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朝7:20、高松港。
車の窓から見えたのは、豊島行き高速船の整理券を入手するための、
ありえないくらいの長蛇の列だった。
一抹の不安を覚えながら、芸術祭鑑賞パスポートで止めることができる駐車場に行くと、
すでに満車になっていて入れず(愕然)
離れた場所にある別の駐車場へと行かねばならなかった。

今回のメンバーはKさん、Hちゃん、ばみちゃん、私の4人。
ダメ元で豊島行き乗船整理券の列に並ぶ。
第1便は7:41発。これは鼻っからあきらめている。狙っていたのは第2便、9:07発。
しかし私たちの6人前のところで、9:07発の整理券は終了した(唖然)

この日の1週間前に、豊島に新しい美術館がオープンしていた。
その美術館は入館整理券が配布されていたのだが、オープン日は10時の時点で
配布が終了するという盛況ぶりだった。
9:07発の高速船に乗っても豊島到着は9:57。美術館まではバスで行かなければならない。
ただでさえ入館整理券を手に出来るかどうかという微妙な時間だったのに、
乗ることが出来ないなんて・・・。
次の定時便は11:05発になるが、10:10発の臨時便がでるということで、
とりあえずそれに乗ることにした。豊島到着は11時になる。

豊島に着くとすぐにバスに乗り、美術館近くのバス停で下りて一目散に走った。
美術館到着は11:20頃。
するとラッキーなことに、入館整理券を手にすることができたのだ。
ダメ元だっただけに、信じられない気持ちでいっぱいだった。

13時頃、港に戻ったらこんな張り紙がでていた。
12時前には配布が終了していたらしい。本当にギリギリだったのだ。
入館整理券を手にしたところで、今回の予定を話し合った。
というのも、Hちゃん、Kさんは甲生の作品を見残していて、
うちが見残していいたのはトムナフーリだけだったのだ。
最初は一緒に順番に見ていけばいいかなとも思ったけれど、
作品がある場所が全然違うので、別行動をすることにした。


美術館があるのは唐櫃岡と唐櫃浜の間。トムナフーリがあるのは硯。

バスに乗って「硯」へ。

受付を済ませて、山のほうへ入っていきます。
こんな道を少し歩くと・・・


『トムナフーリ』 森万里子(日本/アメリカ)
作品とスーパーカミオカンデをコンピュータで結んであって、超新星が爆発すると
光を放つようになっている。
光っているところを見てみたくてしばらくいたけれど、光ることはなかった。残念。

これであとは2人との待ち合わせまで時間を潰せばいい。
バスはかなり待ち時間があったので、家浦港を目指してぷらぷら歩いていくことにした。
下り道なので気楽だ。予想必要時間は30分といったところか。

港の少し手前にあった「いちご家」さんでお昼をとることにした。



ばみちゃんがカツカレーを、私はハヤシライスを注文。
これがもう、どちらも絶品でほっぺたがこぼれ落ちそう~♪
カツカレーはお肉も柔らかくてジューシーで言うこと無し!
Hちゃん、Kさんと落ち合ったときにこの写真を見せながら無茶苦茶おいしかったと話したら、
翌日2人はカツカレーを食べるためにもう一度豊島に渡った(笑)
いちご家さんはいちご農家でいちご商品が売りなので、いちごのカキ氷もいただきました。
他にもクレープとかおいしそうなものがあったけれど、私の体調が悪かったので、
こってりしたデザートには手が出せず・・・残念。

バスに乗るために家浦港まで戻ると、Hちゃん、Kさんと偶然に再会。
でもまた別れて、私達は時間潰しに唐櫃岡へ。
前回来た時は雨が降っていたので、屋外作品をもう一度見て回った。

そして、島キッチンへ。

屋外スペースではいろいろイベントをやっていて、
この日は音楽祭とフリマみたいなことをやっていたと思う。

その中でエコバッグにステンシルをさせてくれるところがあったので参加。

デザインは芸術祭を支える「こえび隊」のマーク♪

バス停に戻ったらHちゃんKさんとまた会ったので、ここからは4人で行動。
作品『豊島の気配』を見てから豊島美術館へ。


『豊島美術館』 内藤礼/西沢立衛(日本)
西沢氏の建築と、内藤氏による水の作品のコラボ。混みあっているため時間で入れ替えになっていた。
建物内には靴を脱いで入る。コンクリートのドーム型の建物の屋根の一部がくりぬかれていて
空が見えていて。リボンを吊るしてあって、その動きで風を感じることができる。
足元には水。床のところどころから水が出てきて、ある程度の大きさになると床を転がり
他の水とくっついて、大きな水たまりになっていく。
その様を飽きることなくずっと見ていた。不思議でおもしろい。

敷地内にあるカフェで一休みしてから、家浦港に戻った。
さて、問題は帰りだ。
高松行き高速船の乗船整理券配布場所にはもう列が出来ていた。
17:20発定期便(最終便)の次に、18:30頃?に臨時便がでるという。
Kさん、Hちゃんがとりあえず列に並んでくれた。
しかし家浦の港周辺にはとりたててなにかがあるわけではない。
まだ16:30、2時間もここでなにをしたらいいんだろう?
その時、港に入ってくるフェリーが目に止まった。16:40発、宇野行きの便だ!
宇野だ、宇野に行こう!ここで時間を潰すより、ずっといいはず!

そしてこの咄嗟の判断が、なかなかいい結果をもたらしてくれた。
まず、宇野に1つだけある作品を見ることができた。

『宇野のチヌ』 淀川テクニック(日本)
ゴミを集めて作られた作品。

ちょうどいい時間に港近くのイタリアンで夕食をとることができた。
しかもこの店のパスタ、すごくおいしかった!

そして宇野から高松へのフェリーはガラガラだった。
席を確保するために並ぶ必要もない。
船に乗れるだろうか、席がとれるだろうか・・・そんな心配とはまったく無縁の船旅だった。
気分的に、すごく楽な帰路となった。

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