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たわいもない日常と、旅の話を綴っています。
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10月半ば、芸術祭の人出はすごいことなっていた。
当初のべ10万人の来場を見込んでいたのが、すでにのべ70万人を突破する事態となっていた。

今回は直島再訪だ。
メンバーはKさんとばみちゃんと私の3人。
8:12発のフェリーに乗るために7:30に港に着くと、かなりの人であふれかえっていた。
7:50に臨時便が出るという案内があって、乗ろうと思えば乗ることが出来たけれど、
予定通り8:12発の便に乗ることにした。
というのも7:50発の便はもうデッキまで乗客がいたので、席の確保は明らかに絶望的だった。
1便遅らせたおかげで座って行く事ができた。
フェリーを増便して対応している直島だけど、それでも積み残しが出ているという。

余談。
会場となっている島の中で、アクセスしづらいのが「犬島」だ。
港の関係でこの島は高速艇しか発着できない。
高松からだと直島か豊島を経由しないと行けない島で(岡山からは直の便がある)、
あまりの混雑から高速艇に乗るための整理券が必要になった。
最初は直島と豊島で配布していた整理券だが、一部が高松港でも配布されるようになった。
配布開始は出航の30分前から・・・のハズなのに、
この日高松港で配布された整理券は、朝の6時半にはなくなったそうだ。
この犬島整理券をゲットするために、朝3時から並んでいた人もいたとか・・・。
直島に到着してバス停に行くと、地中美術館直行便のバスはもう長蛇の列だった。

直島の作品の中で、「地中美術館」と家プロジェクトの1つ「南寺」の鑑賞が
困難を極めるようになっていた。 入場制限がかかるようになっていたのだ。
後で聞いた話によると、この日は地中美術館も南寺も12時前には
入館整理券の配布が終了していたという。
翌日はさらにひどくて、南寺で10時50分頃、地中美術館は10時には配布終了したとか・・・。

しかしどちらも前回鑑賞してあった私達は気楽なものだった。
まずはベネッセエリアで見残していた李禹煥美術館へ。

『李禹煥美術館』 李禹煥(韓国/日本)、安藤忠雄(日本)
この年の6月に新しく出来た、李禹煥の個人美術館。館内撮影禁止。


建物は安藤忠雄氏の設計。
天気のいい日だったので、青空と安藤建築との対比がすばらしい!


建物があるところから海に向かっては一面の芝生の広場。
天気が良くて通り抜ける風がとても心地良かったこの日、
許されるなら1日中この芝生の上で寝転がって過ごしたかったです^^

ベネッセエリア内は無料のシャトルバスが運行しているのだが、
距離もそんなにないからと、次の『ベネッセハウスミュージアム』まで歩いて行った。

こんな景色を見ながらの移動なので、心地いい。


『ベネッセハウスミュージアム』
3年経っているので記憶が飛んでいるのですが(^^;)
杉本博司さんの海の写真が印象に残っている。
世界中の海の写真。空と海を1:1の割合で配置して。
白黒の写真だけど、海の色が微妙に違う。黒く写る海、グレイに写る海。

昼食はミュージアム内にあるカフェ?でささっとすませた。(パスタランチ♪)

ベネッセハウスミュージアムからベネッセハウスパークまでまた徒歩で移動。
海のほうまで下りると常設の屋外展示作品があるから見たい気持ちもあったけれど、
芸術祭の作品鑑賞を優先しようと、海のほうに行くのは諦めた。
道端にあったこの作品は立寄って見ましたよ^^

『三枚の正方形』 ジョージ・リッキー
風にゆらゆらと揺れるんですよ。

ベネッセハウスパークの見学はツアー制になっている。
・・・が、きちんとガイドブックに目を通していなかったため、1時間の待ち時間ができてしまった。
これなら海のほうの作品を見てから来てもよかったのかも・・・と思っても後の祭り。
ベネッセハウスパーク周辺の屋外展示を見ながら時間を潰す。


『南瓜』 草間彌生


ニキ・ド・サンファール と カレル・アベル の作品たち

時間になり、ツアー集合場所へ行く。十数人が集まってきた。
案内をしてくれるのはベネッセハウスの男性社員だ。
まずはショップ奥にある作品から。

『ブラインド・ブルー・ランドスケープ』 テレジータ・フェルナンデス(アメリカ)
壁一面、約15000個のガラスキューブでちりばめてある。
小さなガラス1つ1つに外の景色が写りこんで、目で見る景色とは違った風景を織り成してくれる。

この通路を通り、ベネッセハウスパークのほうへ。杉本博司氏の作品が並ぶ。
三次関数の数式を“形”にしたオブジェ、
「観念の形 003 オンデュロイド:平均曲率が0でない定数となる回転面」。
教会やワールド・トレード・センターの写真・・・。
案内者の話し方が上手でユニークで、聞き入ってしまう。
一番印象に残ったのは、
「現代芸術なんてわからないものが多いでしょ。わからなくていいんですよ」という言葉。
スコーンと自分の中を貫いた。
わからなくてもいいんだ。自分の感じたいように感じればいいんだ。
芸術に対して、肩の力が抜けた瞬間だった。

バスに乗って本村地区へと戻り、ここで1つだけ見残していた作品へと足を運んだ。

『はいしゃ/舌上夢/ボッコン覗』 大竹伸朗(日本)
元は歯科医院だった建物。中は自由の女神を置いてあったり、看板等でコラージュされている。

本村から港へと向かうバスを見ると、超満員だった。
臨時便も出ているようだけど、バス停まで戻ったところで、すぐにバスに乗れるかどうかなんて
わかったものじゃない。
時間にも余裕があるし、港まで歩いて戻ることにした。
道は下り道。3人で他愛もないことを話しながら歩いていく。
30分ほどで港に着いた。
港では前回撮り損ねた「かぼちゃ」を撮りにいく。


「赤かぼちゃ」 草間彌生

2度目の直島芸術鑑賞はお天気の中、ゆる~りと終えることが出来た^^

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